
世界一周9カ国目:北マケドニア
北マケドニア、マザーテレサの生まれた国へ行ってきました。
北マケドニアってどんな国?
北マケドニアは、ヨーロッパ大陸に位置する小さな国です。

ギリシャ、アルバニア、セルビア、ブルガリア、コソボに囲まれています。
1991年に旧ユーゴスラビアから独立し、2019年に正式名称を「北マケドニア共和国(Republic of North Macedonia)」に変更。
首都はスコピエ。面積は約25,713 km²で岐阜県と長野県を足したくらいの大きさです。人口は約200万人ほどで、日本でいうと札幌市の人口に値します。
国土は小さいながらも、多様な文化・宗教・民族が混ざり合う独特の雰囲気があります。
- 通貨はマケドニア・デナル(MKD)
- 公用語はマケドニア語
- 宗教はキリスト教(正教)とイスラム教が混在
物価が安く、旅のコスパは抜群でした✨
オフリド湖や修道院などの世界遺産もあり、自然と歴史が融合した美しい場所です。
日本人は、1万人に1人も訪れないニッチな国
北マケドニアは日本人の0.001%未満しか訪れない国です。
前日に訪れたブルガリアは0.008%であったのに対し、北マケドニアは0.001%未満!
訪れたことのある日本人に合うのは、さらに難しい、レアな国となります。
コロナ前の2019年、日本人の海外旅行者数は過去最高の約2,000万人を記録しました。
そのなかで、北マケドニアを訪問した日本人は推定数百〜1,000人程度とされています(※外務省やUNWTOなどの統計をもとにAI推測)
日本の人口を1億2,000万人と仮定すると、1年間に北マケドニアを訪れる日本人は0.0008%〜0.001%ほど。
つまり、1万人に1人どころか、10万人に1人レベルの超ニッチな国ということになります。
観光地としての知名度も低く、直行便もない。さらに言葉の壁や情報の少なさもあり、「興味はあってもハードルが高い」と感じる人も多いかもしれません。
北マケドニアはまさに、旅人だけが知る“穴場のヨーロッパ”です。
ブルガリアから北マケドニアへ|早朝出発で国境越え
昨晩はブルガリアのバーで少し遅くまで飲んでいましたが、朝5時にしっかり起床しました。
本場のブルガリアヨーグルト

ブルガリアといえば…そう、本場のヨーグルト!昨日スーパーで購入しました。日本の明治ブルガリアヨーグルトのようにドロドロした感じではなく、固まっているけれど濃厚な味。
以前自宅で、アーモンドミルクに菌を入れ発酵させて自家製ヨーグルトを作ったことがあるのですが、確かにあのときも発酵が終わると固まっていました。
余談ですが、もし自家製ヨーグルトを作ってみたい!という方は奈良天極堂さんのやつがおすすめです。これが一番うまくできます◎
手作り 葛でつくる 豆乳ヨーグルトの素|乳酸菌 豆乳 ヨーグルト 種菌 ヴィーガン対応|吉野葛 吉野本葛 天極堂 奈良|5月1日~10月31日の期間は冷凍便での配送ブルガリアの早朝6時はまだ暗い。浮浪者の多さに注意

朝6時、まだ真っ暗なブルガリアの首都、ソフィアの街を歩いてバスターミナルへ向かいました。中心街の街並みは本当に美しい。
駅に近づくにつれて、浮浪者の姿がちらほら、路上で眠っている人が多くなっていきました。
次ブルガリアに来るときは、この現状が改善されてるといいな。
バスで国境越え、スコピエへ

朝7時前、ソフィアから北マケドニアの首都・スコピエへ向かう国際バスに乗車しました。
チケットはソフィア駅の前にあるバスチケット売り場で購入できます。私たちは初日に購入しておきました。
英語は通じませんが、行き先を伝えて購入できました。チケットは3人172レフ。当時の物価で13,909円なので、1人あたり4,636円でした!
お気づきですか?
バスも、メルセデス・ベンツ!🚌
ここから数時間バスに乗車し、お昼頃にスコピエへ到着する予定です。

途中の休憩スポットにいた野良猫ちゃん。美しい毛並み✨

無事にスコピエへ到着したのは12時20分。5時間ちょっとで到着しました。
パスポートに車で国境を越えたスタンプをゲット!飛行機、車、船、電車で国境越えスタンプコンプリート!?他にもあるのかな?
スコピエのレストラン|拳銃マークにカルチャーショック
次はスコピエにからストルガに移動ですが、次の移動まで時間があったのでレストランに入りました。
入店前に「拳銃禁止マーク」!?

マケドニア語も、ロシア語の影響が強いのか、まったく読めません。
でもこの絵の意味は分かる😱拳銃持ち込み禁止マーク。
日本ではこんな標識をみることはありませんし、怖いです。
まぁ、私たちは既にトルコで怖い思いしてるんですけどね・・・
改めて、日本の常識は世界の常識ではないと思い知らされます。
見た目、カロリー爆弾のマケドニア料理

お昼ご飯が見るからにカロリー爆弾!
肉とポテト、ベーコンハムチーズ。パンは、パニーニみたいな感じでオレンジは生搾り♡
味は全て想像通りだけど、普通に美味しかったです。
写真以上に大きくボリューミー。ヨーロッパでは3人前は頼まずに量を様子見しながら食べてました。
1人一杯ドリンクを頼みましたが、昼ご飯は1,230デナル。1人1,000円程度でした!
席によって値段が違う?観光客が気をつけたいポイント
ここで、ヨーロッパのレストランに関する豆知識を1つ。
一般的にヨーロッパのレストランではテーブルクロスが敷かれている席の方が高級なことが多いです。
同じレストラン内でも、テーブルクロスがかかってる席は値段が高くなるというルールがあるお店もあります。
席選びには、ご注意ください!
スコピエからストルガへ|適当すぎるローカルバン

14時頃、スコピエからストルガへ向かいました。利用したのは、このバン。またメルセデス・ベンツ。
3時間くらいの距離を移動しますが、3人2,400デナル。1人2,000円くらいです。
チケット確認で泣かされた

座席番号は特になく、適当に乗車。
乗車後、2時間たって運転手が走行しながら「Ticket~(チケット~)」というので、3人分しっかり準備していました。
運転手の「上にチケットを掲げろ」の合図で、
乗客が頭の上にチケットを掲げ、運転手は振り向いて「OK!」とチケット確認は2秒で終了(笑)
海外のコメディ映画くらい適当なチケット確認に笑いがこらえきれず、涙がでるほど笑いました(笑)
私が3人分持っていたので、JulianとMr.Nは何もアクションしておらず。それでも、OK!(笑)
適当なレシート掲げてても、絶対バレません(笑)
マケドニアも野良犬。狂犬病リスクにも注意

途中の休憩タイムで立ち寄ったところ。
休憩場所はお店やちゃんとした駐車場ではなく、ただちょっと広くなっている脇道ですw
トイレに行きたい人は、横断歩道も信号もないこの道を横断し、向かいの建物に行ってました。
エンジンが切られ熱くなるので、私も外で休憩していると後ろにある山から、数匹の大きな犬がくんくんしにやってきました。
犬は平気だけど、ここはヨーロッパ。やっぱり「狂犬病リスク」は怖い💦
何もしないおとなしいわんちゃんたちでしたが、旅先では油断禁物です。
↓狂犬病については、モーリシャス記事で少し触れてます。
ストルガ到着後、オフリドへ|怖い人に囲まれる

午後5時過ぎ、ようやくストルガの街へ到着。
このまま今日の目的地であるオフリドへ移動するため、タクシーを探しました。
道なき道を歩きます。

ボディガードの旅慣れした2人は、歩くときや公共交通機関で、いつも私を挟みサンドイッチで歩いてくれました。
おかげ様で盗難被害も一切なかったです。
歩きながら、「貧乏な国ほど、ポイ捨てされたものが多く目につくなぁ。」とか考えていると、この道の先の砂利道で、1人の男が話しかけてきました。
「タクシーを探しているのかい?」
少し怖い顔の男性はニコニコしながら、25米ドルで車に乗せてやると言ってきます。
価格交渉していると20米ドルになりましたが、どこから現れたのか、回りにぞくぞくと仲間?らしき人が集まってきました。

こいつら、ちょっとおかしいぜ。
そもそも車に乗ってなかったのに、乗せてやるっておかしな話だよな。
怖い気持ちがありながらも、集まってきた男のうちの1人が腕を骨折しており、ギプス固定ではなく木で手を固定している様子に「こうやって固定してるんだぁ・・・」と冷静に驚いた元整形外科ナースです。
私たちはただ「ありがとう」と言って、他にも人がいるところへ向かいましたが、男はしつこくついてきました。
スーパーに、運良く一台のタクシーを発見。お客さんを降ろすところでした。
すかさず、Mr.Nがタクシードライバーに交渉しますが先ほどの男は、そのタクシードライバーの言った12米ドルより安い11米ドルで提案してくるほど、しつこかったです。最初の25米ドルから、半額以下になっても粘る男。

ごめんな、この人の方が安い価格を早く提案してくれたんだ。
またお願いな。
年長者Mr.Nが穏やかに話しをまとめてくれ、ぼったくり被害には遭わずに済みました。12米ドルでも現地の物価から考えると少し高いのかもしれませんが、怪しい車に乗るより、身の安全が優先でした。1人600円ほどで、20分の距離が移動できれば、痛い出費でもありません。

行き先を相談する3おじ。

このドライバーを愛すべきポイントは、車のポケットにフルーツをたっぷりため込んでいるところ(爆笑)
可愛いおじさんでしたが、車の中では旧ユーゴスラビアの話で「チトーはとてもよかった。プーチンはだめだ。とっても悪い男。」と熱弁してました。このおじさんの言葉で、後日チトー政権についてちゃんと調べたLilyなのでした。

ここまで読んでくれてありがとう♪
続きは8月6日更新予定!
このあと、ホテルで本日最大の絶望が待っていました…
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\おじさんたちと出会った船/

\船で出会ったおじさん2人と旅にでることになった経緯/
\世界一周1記事目はこちら/(全て続きになっています)
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