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船で出会ったおじさん2人と旅に出た話:トルコで恐怖の朝食とムスリムLily

世界一周

世界遺産:ブルーモスクとともに楽しむ朝食

トルコ2日目。この日はイスタンブールの街を本格的に観光すべく、朝の腹ごしらえへ。私たちの宿泊したファーマンホテルは+5ユーロ(約830円)で豪華朝食ビュッフェが楽しめました。特に、チーズやドライフルーツが充実♡

さらに、生憎の天気ではありましたが、朝食会場からはブルーモスクが見え、絶好のロケーションでした♡

デザート類も可愛すぎました・・・♡

蜂蜜はなんと巣蜜(コムハニー)!

バーテンダーJulianが、トルコ茶に蜂蜜をブレンドし、ハニーティーも作ってくれました✨

楽しいブレックファーストを楽しんでいたのですが、小さな朝食会場にスーツにサングラスをかけた男性2人と、貫禄ある男性が入ってきました。ビュッフェなので、他の人もやってくるのは普通なのですが、私たちは背筋が凍りました・・・

なぜかって・・・

スーツにサングラスの男性2人・・・

ポケットに・・・

でっかい拳銃入ってる!!!

(ll゚Д゚)怖ァ

これボスとボディガードか・・・。

やべぇ・・・

私たち一番景色よさげな席に座ってるぜ・・・。

ほら、やっぱり1人こっち向かって来たよぉ、席代われって言われるやつじゃん(´;ω;` )

しかし、この男は私たちの席をぶん取りにきたわけではありませんでした。

男は、せっかく景色が良い席に座っていた私たちの席のブラインドを下げ、拳銃に手をやりながら外の見張りへ。

Lily
Lily

え、スナイパーに狙われてんの?怖すぎる、もうはよ出たなってきた(泣)

Mr.N
Mr.N

(小声)これ、本物のマフィアだぜ、こえーな。

マフィアトークをしていることがバレるのも怖いので、ここでは日本語で会話。

もう一人のボディガードとボスに目をやると、窓から1番離れた角席に着席していました。

Lily
Lily

(小声)え、あのボディガード、ボスの手まで拭いてあげてるで。

朝食前の手拭きまで手下にやらせるとは!と驚いていましたが、よくみるとボディガード・・・

血糖測定してあげてた。

いや、ボス、糖尿病なんかい!(笑)

スナイパーが撃った流れ弾で死にたくないので、私たちはそそくさと朝食開場を出ました。

Lily、再びイスラム教徒になる

朝、雨が降っていたのが嘘かのように、晴れ間が広がりました。今日もどこを見ても可愛いイスタンブール♡

ブルーモスクに行くので、日本から持参したスカーフをヒジャーブにして、長袖のワンピースを着用し、肌の露出を控えたムスリム(イスラム教徒)スタイルで出かけます。

シンガポールのモスクでもこの格好をしていた私。

ところで、ムスリム女性はどうしてこのような格好をしているのか、知っていますか?

私はムスリムの英語教師と出会うまで、その理由を考えたことがなく知りませんでした。

ムスリム女性がヒジャーブや長衣をまとい、髪や肌を隠すのは、イスラム教の聖典であるクルアーン(コーラン)の中で「自己の美しさを他人に見せないこと」を求める記述があるからです。神アッラーは、女性の美しいところを隠し、男性を魅惑しないことによって、女性自身を守り、社会的な調和を保ちたいと考えたわけですね。

髪も女性の魅力的な部分とされているため、ムスリム女性は露出を控えています。

同様の理由で、イスラム教では身体のラインが見える服装もNGとされているため、私はロングワンピースを着用しました。

左から、チャドル、ニカブ、ブルカ。ムスリム女性といえば、こういう服装が思い浮かびます。

エチオピアからヨルダンへ飛行したときも、機内の女性はこういう服装の方々ばかりでした。

中東の国々では、アッラーのお告げを守らず、正しく着用していない女性は逮捕される国もあります。ヒジャーブの巻き方が正しくなかったことで2022年、道徳警察が女性を殺害した国まであります。

しかし、9割以上の国民がムスリムであると言われるトルコでは、現地の女性はヒジャーブを着用していない女性も、普通の服を着用されている女性も、多くみられました。

観光地では、他国の観光客が多いため目立っていないだけという可能性もありますが、昨日訪れたオルタキョイも、このあと紹介するローカルな地区でも、同様でした。

トルコではヒジャーブの着用も含め、ファッションは個人の選択とされており、服装に関する罰則はないそうです。(モスクなど礼拝のときは例外です。)

Lily
Lily

ヒジャーブの着用をめぐっては、各国で様々な論争があるみたい。

自分の好きな服を着たり、自分のしたいファッションができることも、実は恵まれたことだったんだな。

思い込みによる誤解は、本当に人生の無駄だと思った話

ブルーモスクに行く道中も既にすごい人の数。写真は一部ですが、周辺にはもっとたくさんの人が居ました。

そんなとき、トルコ人のおじさんがJulianに話しかけにきました。

トルコ人おじ
トルコ人おじ

ねぇお兄さん、どこ行くの~?

日本語で話しかけてきたトルコ人でしたが、Julianは日本語が分からないので、伝わっていません(笑)。

すると、トルコ人おじさん、突然怒り出しました。

トルコ人おじ
トルコ人おじ

なんで無視スル!?ねぇ!?聞こえてるデショ???

なんで無視スル!?

すかさず私、

Lily
Lily

無視してるんじゃないよ。彼は日本人じゃないの。中国語なら伝わるよ。

とフォローしたのですが、

トルコ人おじ
トルコ人おじ

ウソ!!!ウソツキ!!!日本人、ツメタクナッタネ!!!

と、プンプン怒ってどこかへ行ってしまいました。(笑)

Lily
Lily

ええええええ、何も怒る必要なかったのにね。

Mr.N
Mr.N

あのおじさん、自分から近づいてきて、勝手に喋って、通じないからって、それでこっちに怒ってくるのは、ダメだよな(笑)

Julian
Julian

???

どこの国にも、色んな人がいますね(笑)

相手のことを誤解しないためにも、相手の話はちゃんと聞こうと思った出来事でした。

私たち3人が出会った船↓

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