
群馬県:行き先を知らずにやってきた、草津温泉

軽井沢から1時間ちょっと、バイクで走りやってきたのは、草津温泉!
実は、目的地を把握しておらず、ミステリーツアーのような感覚でやってきました。

え!?草津温泉に連れてきてくれたの!?
旅立つ前、Julianがあらかじめ日本一周のルートを送ってくれていたのですが、中国語と英語が入り交じっており、よく分からなかったので、序盤のみしかチェックしておらず・・・この後の日本一周ではミステリーツアーのようにどこに行くか分からないわくわく感を楽しんでました!(笑)
困るのは、旅先で出会う方々に、「これからどこ行くの?」と質問いただくとき。

えっと・・・Julian、この後どこ行くんだっけ?
と、必ずこの質問が必要となります(笑)
結構ご質問いただくけれど、まさか、日本一周中の旅人が自分の行き先を知らないなんて誰も思わないですもんね(笑)
湯畑観光駐車場を利用し、バイクの駐車料金は300円。
そこから歩いて湯畑へ移動。5分程度で到着し、写真の光景が広がります。
湯畑という名前は、このお湯の箱が畑みたいに見えるから湯畑なんだぁと感覚的に知ることができました。
なんのためにあるのかは、このときまだ分からず。
15時半からは、写真左手前にある建物で「湯もみショー」があるとのこと。チケット販売は予約などなく、当日開演開始30分前から現地の販売所で購入できました。
- 一日6回公演
- 午前:9:30 10:00 10:30
- 午後:15:30 16:00 16:30
この日は日曜日。30分前からのチケット販売にもかかわらず、1時間前には既に待ち列ができていました。
私たちは「最前列に座れなくてもいいよね」と足湯などを楽しんでから、後で列に並ぶことに↓
食べ歩き

ちょこっと食べ歩き。温泉地と言えば、ゆで卵かもしれませんが、肉肉しててすいません(笑)
卵あんかけ唐揚げが特に美味でした😋
熱湯注意!?草津温泉の足湯

2日目のホテルの温泉で、強打して出来たスネのあざはまだ消えていません(笑)
ズボンの縫い目が、足が割れているかのように皮膚に食い込んでますね(笑)
皮膚の色で、足がどこまで温泉に浸かっていたのか、分かりますか?
足湯は何カ所かありました。日曜日で人が多かったのですが、1カ所だけインド人ファミリーしか入っていない不思議な足湯が…。私たちもそこに入ってみたら、熱湯でした。
そそくさ足を退散させる私。

なんで、みんな平気な顔で入れてるの!?
隣を見ると、これまた不思議。Julianも平気な顔して入ってます。

いや、皮膚分厚すぎん…?

Hahaha!!!動くからだよ、最初は熱いけど、じっと耐えてみて。皮膚が熱いと感じるのは、….
またもや小難しい話を説明してくれたのですが、まとめるとこういうことでした↓
お湯に足を入れると、皮膚のすぐ近くに「体温に近づいたぬるいお湯の層」ができる。じっとしていると、熱いお湯の中でも、このぬるいお湯の層が皮膚周りに停滞してくれるため熱く感じない。しかし動くとこの層が混ざってしまい、また熱いお湯に触れるため熱く感じる。
言われた通り、じっと入ってみたら確かに耐えられました。
しかし、やっぱり熱い温泉なので写真の通り皮膚の色も真っ赤になっています。
私たちを見て、後から入ってこられた方々も、熱すぎてすぐに出て行ってしまいました。
何よりすごいのは、私たちの隣にいるインド人ファミリーです。

ちょっと待てぃ!!
足でお湯かき回しまくってるやないか!!!
なんの違いがここまで差を生むのだろうか・・・
草津温泉に行った際は、この熱い足湯にもトライしてみてください(笑)湯畑の滝の目の前にある足湯です。
※もちろん、適温の足湯もあるのでそちらもお楽しみください。
足湯はあるけど手湯ってあまり見かけないよね

元看護師のLily。仕事柄、手足・足浴を患者さんに提供することが毎週ありました。
しかし、温泉地で足湯はあっても、手湯ってあまり見かけません。
それを見つけました。草津温泉で。
手湯というよりも、温泉で手洗いする場でしたが、これはコロナ禍で誕生したものだそうです。
草津温泉(湯畑源泉)による新型コロナウイルス不活性化の効果は、なんと10秒間で97.51%、1分間で99.12%の不活化率!アルコールよりも手肌に優しくアルコールレベルで消毒ができる、手洗乃湯。

コロナ禍で世間が混乱していたころ、時代に沿ったものが設置されたんですね。
食べ歩きするエリアなので、コロナウイルスに固執せずとも、良い考えだなぁと思いました。
迫力満点!湯もみショーを鑑賞
食べ歩きに温泉を楽しんだ私たちも、販売開始の30分前となると先ほどの待ち列が、長蛇の列になっていたので、並び始めました。

支払いはPayPayか現金のみでした。入場が開始すると、30分前から並び始めたのにも関わらず、まだ最前列に座ることができました。
チケットを見ると熱乃湯と書いてあります。分かる。足湯、めっちゃ熱かったもん、草津温泉。
そもそも、約180cmの板でお湯をもむ、湯もみは何のために行われるか、あなたはご存じですか?
私は全然知らず、このショーで初めて知りました↓
湯もみとは、あの熱すぎる草津の源泉(約50℃以上)を冷ますための技術です。水を入れると、お湯を冷ますことは出来ますが、同時に温泉成分も薄まってしまいます。そのため、温泉成分を薄めずにお湯を冷ます湯もみが生まれたそうです。現代では給湯設備も整い、実用的な湯もみの必要性は薄れてしまいましたが、草津独自の伝統文化を守りながら、観光資源として継承するために、「湯もみ+歌+踊り」というスタイルでこのショーが提供されているようです。
世界一周のときも、パナマのエンベラ族を訪れて思ったけれど、伝統を守るってすごく素敵なことだと思います。
私の生まれた鹿児島県霧島市国分重久地方にあった「重久太鼓踊り」は後継者がいなくなり、数年前に終了してしまいました。祖父は太鼓踊りが大好きで、毎年踊っていたけれど、高齢のため引退。本来次いで行くのは親、そして私たちの世代です。しかし、1人の想いだけでは成立しない伝統文化の継承がいかに難しいものなのか、身をもって感じました。少子高齢化、田舎では過疎化が進む中、重久太鼓踊りだけではなく、日々沢山の伝統文化がなくなってしまっているのだと思います。それを観光という形で、守っていけるのはやっぱり素晴らしいことだと、感じさせられました。

この湯もみショーの最後には迫力満点のサプライズがあるので、2階席ではなく1階席がおすすめです☺
長野県:山中でガス欠事件
草津湯もみ唄のメロディーが頭から離れず、「チョイナチョイナ~♪」と歌いながら呑気に長野県へと戻る私たち。
呑気だったのはつかの間、国道406号線の山道に入った途端、

給油ランプが点滅しだした💦

なんで今言うのよ~!!
ガス欠事件勃発です。
こんな山道にガソリンスタンドなんてあるのか!?とGoogleマップで調べると、15km先にENEOSがありました。
営業時間は17時30分終了。ここなら、時間的にもギリギリだけど間に合いそう!とぶっとばして行きました。
山を登り、無事17時28分に到着した私たちでしたが、見たところ既に終了している感じ😱
幸い中に人がいたので、事情を説明してみましたが、
「あ~もうレジ閉めたんで、無理ですねぇ~」とあっさり言われ、撃沈。(閉店時間間際だもん、仕方ない😭)
泣く泣く、次のガソリンスタンドを調べると17km先。
バイクの知識に乏しいので、困ったときのChatGPTに聞いてみました。
私たちのバイク、HONDA750Xではガソリン給油ランプが点滅し始めてから、平坦な一般道でおよそ50~70km走行が可能とのこと。ランプが点滅してからENEOSまで、既に15kmは走行していますが、これなら次のガソリンスタンドまで余裕かもしれません。
しかしですよ。注意点でこうもありました。
- 峠道や渋滞、高速走行では燃費が悪化し、想定より早くガス欠になることがあります。
- 荷物や同乗者(タンデム)がいる場合も燃費が下がる可能性があります。
- 冬季や寒冷地ではエンジンの効率が落ちて距離が伸びにくいです。
おいおい、全条件一致してるやないかい。
突然、雨も降ってきました。こんな山道、途中でガス欠したら、クマと遭遇する恐怖だってあります。

霧が出現し、視界も一気に悪くなりました。(こんなに不幸って重なるもの?!😂)
ガソリンをセーブしたい私たちは、バイクの走行を止めることもできず、レインコートなしでガソリンスタンドまで向かいました。

メーター表記も空っぽでしたが、日本一周の荷物を抱え、さらに二人乗りで峠を越え、30分ほど走行し、
ギリギリ、ガソリンスタンドに到着できました。
私たちを救ってくださったのは、apollostation ワインロード佐藤SS(佐藤商店)さん。
ほんっっっっっとうに助かりました!!!
(感謝の言葉が止まらなかった。スタッフさんからしたら、普通にガソリン入れに来ただけの客なのに😂)
ようやくレインコートも着用できました。この旅のために買った新品のレインコート。頼んでいないのに、ゴミまで捨ててくださって、神対応✨ありがとうございました。
日本一周で学んだことですが、田舎では、ガソリンスタンドの営業時間が短いところが多かったり、Googleマップで営業中とあるのに既に店自体が閉業してしまっているところも多いです。予備のガソリンを持ち運ぶ手もありますが、ガソリンは早めの補充をおすすめします!私たちのように恐怖に震えることがないよう、お気をつけください。
長野県:長寿日本一!長野県の長寿食堂
この日は、長野駅近くにある、東横イン 長野駅善光寺口に宿泊。
長野駅付近で夜ご飯を探していると、気になるお店が!
「長寿食堂」
そう、長野県は平均寿命が日本一長い、ご長寿地域です。
日本一周旅では最終的に3日間、長野県で過ごしましたが、日本一周5日目にして、日本で一番自然豊かで美しい地域は長野県じゃないのか・・・と悟り始めていたので、豊かな自然に囲まれた地域の人々がご長寿であるのは納得がいきました。
長寿食堂さんは、さすがの人気で国内外問わずたくさんの方が並んでいましたが、ここは少し待ってでも入りたい!
長野駅は、スーパーやお土産屋さんが充実しているので、名前を書いて他のお店を見ている間にすぐ順番が来ました☺

私がいただいたのは、「信州産とろろと納豆のねばとろ丼」

Julianは「長寿食堂式 薬膳とまとカレーの信州きのこカレー」をチョイス。
1日食べただけで長寿にはならないだろうけれど、美味しい食事は明日のパワーになりますね☺
最高に美味しかったです!
本日のルートまとめ

DAY5で訪れた場所
- 長野県:諏訪大社 上社 本宮
- 長野県:諏訪大社 上社 前宮
- 長野県:ビーナスライン
- 長野県:軽井沢ハルニレテラス
- 岐阜県:草津温泉
- 長野県:長寿食堂

続きは6/21(土)更新予定♪
次回、人気観光スポット「立山黒部アルペンルート」に行きます。
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