\前編はこちら/
5.【佐渡金山】祝!世界遺産登録!佐渡の金山
2024年7月に世界遺産登録された、佐渡の王道観光地「佐渡金山」にやってきました✨

仙台から観光のお兄さんグループに遭遇して、「仙台から佐渡までなにで来たんですか?」って聞いたら、「たらい舟!」って言われた(笑)
仙台から佐渡までたらい舟運転してる成人男性グループ想像してみて(爆)

金山の観光自体はとてもよかったのですが、後に思いもよらない恐怖体験をすることになりました…。
バイクと離島に行きたい方は知っておいて方がよいリスクかと思います😭恐怖体験は後述します😭
佐渡金山は、佐渡島にある日本最大級の金の採掘跡です。江戸時代から昭和にかけて、ここで金や銀が採掘され、最盛期には「日本の金庫」とも呼ばれるほどの生産量を誇りました。現在は観光施設として公開されており、当時の坑道や採掘の様子をリアルに再現した展示が見どころです。歴史や鉱山のしくみを楽しく学べる、佐渡を代表する観光スポットとなっています。

佐渡金山入場料
大人 1,500円
小人 750円
気温は1年を通して約10度前後のため、長袖必須です。
4月~11月は前日までに予約すると、ヘルメットを被り実際に真っ暗な坑道を本格的探検するガイド付きの山師ツアーもあるそうです。
実際にどうやって金を採掘していたのか、その様子を行程ごとにリアルに再現した坑道見学は大迫力!
ろう人形たちが当時の作業風景を伝えてくれます。(ろう人形苦手な私には若干お化け屋敷感もありました…笑)
世界遺産登録には強制労働の過去などが問題となったそうですが、金の採掘がいかに過酷労働であったのか痛いほど理解できる展示となっていました。
佐渡金山で実際にあった悲しい過去~無宿人~
強制労働に関する展示の中でも、特に気になったのがこちら。

佐渡金山で厳しい労働を担った人々の中に「無宿人(むしゅくにん)」と呼ばれる身寄りのない方々がいました。現代でいう、戸籍台帳に登録がない方です。戸籍台帳に名前がのっていない背景は、過去に罪を犯したものや、飢餓や飢饉に苦しみ、農村を捨て逃げだした方だったそう。そうした方々が治安を守るためという名目で幕府によって捉えられ、佐渡へ送られて、金の採掘に従事させられていました。
金の採掘の中でも過酷だったのが「水替人足(みずかえにんそく)」という役目。これは、金を採掘するより前に、坑道内に溜まった水をくみ出す重労働で、暗く湿った中での命がけの作業でした。
彼らの労働内容は食事時間以外、休憩なしで12時間交代の勤務を続けるというもの。この仕事についた方々は過酷な環境と重労働により、短命となってしまい坑道内でも多くの人が命を落としたと言われています。
佐渡金山は、金の採掘だけでなく、当時の社会の仕組みや実際にあった奴隷制度、人々の暮らしの一端も垣間見ることができる場所でした。
展示にはあらゆるところに観光客からのお金が添えられていました。それだけ、人々の心にそれだけ響くものがある内容となっています。このお金は、無宿人供養に充てられるそうです。
これだけで佐渡に来る価値あり!1億8000万円以上の金塊に触れる体験

この体験、すごくないですか?
本物の金塊に触れられる機会って、そうありません。(24K 99.99%)
この金塊の価値はなんと時価1億8,000万円以上😱
日本人の生涯賃金は約2億円とされています。あなたはこの金塊にどんな価値を感じますか?
私は世界一周をしているときに、海の上で考えていたことを思い出しました。
もし、この金塊を自分が持っていたとしても、それが「価値を与えられる場所」になければ、実際の価値は生まれません。
もし無人島に1つだけ持って行けるとしたら、あなたはこの金塊を選びますか?
今回の体験を通して、再び「本当の物の価値とは何か?」を考えるきっかけになりました。
…とはいえ、実際に金塊に触れてみると、言葉では言い表せないような、とてつもない感覚が身体にはしりました(笑)

金塊はこの大きさですが、12.5kgもあるので、隠れマッチョのJulianもこの表情😂
女性の力ではなかなか持ち上がりませんw
金塊取り出し体験というのが開催される日もあるそうです。取り出し出来た人には記念品があるんだとか!
行かれた際は是非トライしてみてくださいね!✨
離島の山中でタイヤがパンクの恐怖体験
金山を堪能し、さて、帰ろう…か…?

ちょっと待てぃ!タイヤがパンクしているううううううううう!!!!!
頭の中はパニックになりました。
離島ってレッカーくるの?
来るとして、どれくらい時間かかるんだろ・・・
ってか、バイクもレッカーなんだろうか?
離島でこんなことになるなんて1mmも想像していませんでした。

Julianが突き止めた、パンクの原因はこれ。金属の破片がタイヤにグッサリ。
とりあえず、レンタルバイクで加入している保険でレッカー手配ができるみたいなので、電話をしてみることに。
「今佐渡島なんですけど・・・」
色々心配していましたが、佐渡島であっても30分でレッカー車は到着できるとのこと。日本のサービスって本当にすごいですね。感動しました。
レッカーの手配を終え、ふとJulianをみると…

…石鹸水となにやら持参した道具、そして鼻毛切りでパンク修理をしている(爆笑)
まって、パンク修理ってそもそも自分で出来るもんなん?

多分、これで大丈夫!
ほんまかよ!と思いつつ、すぐレッカー車をキャンセル、ここから数日、毎朝空気圧を測定していたのですが、問題なく、修理できてました。
台湾人やっぱ最強(笑)
6.【北沢浮遊選鉱場跡】まるでジブリの世界?ラピュタ好き必見の地
セルフ修理後ほやほやのバイクに乗り、佐渡金山から5分。
まるでジブリ映画のような異世界感が広がるという「北沢浮遊選鉱場跡」へ!

道中、突然現れる廃墟。
ここは、かつて金鉱石を選別していた巨大な工場跡。植物が絡まる無機質なコンクリートが幻想的で、昨年訪れたペルー、マチュピチュの風景を思い出しました。
ここは本当に異世界でした!

夜はライトアップもされるそうです。違った魅力が味わえそうですね✨
7.【夕日と湖の宿あおきや】コスパ最強!癒しの温泉宿で1日の締めくくり
夜は「夕日と湖の宿 あおきや」へ。

趣あるレトロな佇まい。客室の目の前には加茂湖が広がり、夕焼けのコラボが美しすぎる…そうなんですが、なんせこの日は雨。夕日は残念ながら、楽しめませんでした。運がいいと、佐渡市のシンボルになっているトキが見られることもあるそうです✨
ここのお宿、朝夕食事付きで1泊9,000円以下だったのですが、

どどーんと、紅ズワイガニが1人一杯ずつ。海鮮鍋にお刺身、天ぷら…

このご時世、高級品となってしまった白米も、「よそで食べると高いから、いっぱい食べてねぇ~!」と、おかわりまでさせてくださり・・・地元食材を使った夕食が最高でした! ✨
美味しい料理に温泉で、バイク旅の疲れもじんわり癒される夜✨
普通に予約すると1万円くらいだったので、Yahooトラベルで予約しPaypay10%還元の活用がおすすめです✨
【ヤフートラベル】
📍佐渡島、観光ルートまとめ
いかがでしたか?
バイクで巡る佐渡島は、船旅から始まり、他にない貴重な経験もできる贅沢な時間でした。
佐渡島は交通手段が限られるので、バイクや車は必須かと思います。
ぜひあなたも佐渡の魅力を感じてみてくださいね🚢🏍️✨

訪れた場所まとめ
- たらい舟(矢島経島)
- 宿根木
- 沢崎鼻灯台
- 佐渡金山
- 北沢浮遊選鉱場
- 夕日と湖の宿あおきや

ここまで読んでくれてありがとう✨
続きは7/13更新予定♪
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