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さらばトルコ!ブルガリアへ寝台列車で国境越え【ハルカル→ソフィア】

世界一周
Lily
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世界一周7カ国目トルコから8カ国目ブルガリアへ

寝台列車で国境越え

トルコ最終日。3日間のトルコ滞在を終え、次の国・ブルガリアへ向かいます。

色々刺激的で楽しかったなぁ、トルコ。

トルコの魅力たっぷり!添乗員つきパッケージツアー!【TOURQUA】

トルコ初日からの滞在記はこちらから↓

トルコから、ブルガリアまでは約560km。日本で言うと、およそ京都から福岡くらいの距離感になります。

日本を出てから、船、飛行機での国境越えは体験していましたが、国際列車での国境越えは初めてです。

日本は島国なので、陸路で国境を越えられることが新鮮に感じられました。
(※ここから数日間、毎日陸路で国境を越えますw)

これで、海路、空路、陸路での国境越えをコンプリート!✨

トルコ最後の夜は、列車とともに

3泊滞在した、イスタンブール。
毎日見ていたブルーモスクやアヤソフィアの神聖な空気、可愛い街並み…名残惜しさを胸に、寝台列車が出発するハルカル駅(Halkalı)へ向かいました。

「Halkalı」という表記のこの駅は、「li」のように見えるので、ハルカリ駅と読みたくなりますが、ハルカル駅の方がより現地の発音に近いです。

夜の駅は静かで、少し物寂しい雰囲気でした。

チケットの購入方法

私たちは、トルコ滞在1日目にシルケジ駅の窓口でチケットを購入しました。

3人分のチケットが1枚の紙に繋がって出てきます。

3人で4,142.7TL、当時のレートで約17,150円だったので、1人約5,700円くらいでした✨2025年7月時点では少し円高の動きとなっているので、もう少し安いと思います。

このチケットを購入する際、実は、営業時間内なのに窓口の鍵が閉まっており、中を覗いても誰もいませんでした。

写真とかを撮影しているうちに、奥の部屋から駅員が出てきたので、対応してもらい・・・

そんなこともあるので、予定があらかじめ決まっている方は、ネット予約してから行くのがおすすめですw

ネット予約はできないという記事を書いている人が多いのですが、(多分下記のややこしさのため)

Eurail公式サイトで予約可能です(英語ページあり)。

なぜかトップページに表示される「旅行の計画」から進むと「Halkalı」駅名が選択できず、購入できないのですが、「座席の予約」→「座席を予約する」という項目から駅名入力すると購入することができます。

上記URLは既にハルカル駅→シルケジ駅でセッティング済ですのでご活用ください。

ハルカル駅で日本人のバックパッカー女子に出会う

列車を待っている間、「日本人の方ですか?」そう声をかけてきたのは,一人旅のバッグパッカー女子Kちゃん!

なんと妹と同い年の子✨奇遇にも、同じ京都で地元も近くでした。

私はこの世界一周旅行が初めてでしたが、妹と同い年なのに、既にワーホリも海外一人旅も経験していてかっこいいなぁ♪と感じました☺

彼女は、私たちより入念にこの寝台列車のことを調べており、先日日本人旅行客が財布を盗難される事件が発生したことなどを知っていたので、少しこの列車が怖かったようです。

ボディガードのおじさんが2人もいるから一緒に行こう♪ということになり、女の子が増えてMr.Nが大喜びでした(笑)

寝台列車が想像以上に楽しかった件

いよいよ列車がやってきました。

💡 私たちが利用したのはこの列車

  • 路線:ハルカル(Halkalı)→ソフィア(Sofia)

イスタンブール(Halkalı)→ カプクレ(トルコ出国)→ スヴィレングラード(ブルガリア入国)→ プロヴディフ → ソフィア

  • 所要時間:約15時間 (20時発、11時着)

遅延がある前提でプランを立てた方がいいです◎私たちは1時間20分遅れで到着しましたが、途中トラブルなどがあると9時間ほど遅れることもあるようです。

  • 総距離:およそ 560km
  • 寝台:クシェット(簡易寝台)4人部屋

4人部屋の中はこんな感じ。椅子と椅子の間にある紐を引くとベッドになります。

上の紐も引いたらベッドができるので計4つのベッドができました。

枕と毛布、シーツは車掌さんが配りにきてくれます。

この抱えてる大きい袋がシーツ類。

私たちは3人だったので、4人部屋を予約しましたが、同室者を装った人からの盗難などもあるようなので一人旅の場合は2人部屋の方が安心かもしれません。

私たちと相部屋になった方は体格の良いイスタンブール出身の男性でした。フレンドリーな方だったし、対策は必要だけど、怖い人ばかりではないのでご安心を◎

Kちゃんは2人部屋予約でしたが、運良く同室者なしで個室利用になってました✨

Kちゃんの部屋。遊びに行って寝る前は楽しくお喋りタイム☺

2人部屋には洗面台や冷蔵庫もついています。

ちなみに、4人部屋には洗面台なし、共用トイレと洗面台はとても汚かったので女性は、防犯上も衛生上も2人部屋がおすすめです。

私は、Kちゃんの部屋で洗面所かしてもらったよ。ありがとう~~~♡

列車で食べたやつをちょこっとご紹介。南アフリカのウォーターフロントに入っていたスーパーで買った鹿肉とダチョウのジャーキーみたいなやつ。鹿と言っても、南アフリカの鹿なのでイラストのように、日本にいる鹿とは全く別物です。

FREE RANGE=檻や飼育場などに閉じ込めず自由に放牧されていた

日本ではまだあまり一般的ではありませんが、動物福祉に力を入れている国では、こうした飼育スタイルがごく自然に根付いているのだと実感しました。

するめやカルパスが好きな私には刺さる味でした✨

チョコレートの匂いがとれないMr.N…😂

\悲劇のチョコレート事件はこちらから(笑)/

真っ暗&田舎道で、車窓からの景色はほとんど無に近いですが、みんなで喋って笑って楽しく過ごし就寝しました。

国境が一番危険?!真夜中の国境越え

そして…やってきました。国境越えタイム

夜中、列車が急に停まり、係員が「パスポートコントロール!パスポートコントロール!」と乗客を起こしにやってきます。
ここで、乗客全員が一度車外に出て、出入国手続きをします。貴重品のみを、寝るときも隠しもっているバッグに入れ、取られても困らない荷物は置いていきました。

バッグといっても、手持ちのバッグではなく、こういうやつ↓

【地球の歩き方掲載&楽天3冠】【公式】セキュリポ 海外旅行 防犯 セキュリティポーチ スキミング防止 財布 パスポートケース 女性 男性 貴重品 マネーベルト シークレットポーチ リバーフライヤー LiberFlyer 海外旅行 よくあるトラブル10選と対応策 電子コラム付き

旅人御用達、「地球の歩き方」にも掲載されたバッグです。クレジットカードのスキミング防止機能までついているので海外旅行ではもはや必須。

※この間に、乗客外の人物が列車内に入り盗難事件が発生している事案もあるようなので荷物は要注意です。注意する項目は下にまとめています。

寝ているときにも、身につけておくと安心なので、使用の有無が外からわからないぺったんこのウエストバッグがおすすめです。私が入れていたのは、パスポート・携帯・現金(財布は使わず、中の見えないチャック袋で)・クレジットカードのみ。

トルコ側(出国審査)

皆が行くところへ建物まで歩かされて、係員にスタンプを押してもらいます。
真夜中、眠すぎて記憶があやしい(笑)

ブルガリア側(入国審査)

今度はブルガリア側の係員のいる建物へ行き入国審査。
荷物検査はなく、すぐスタンプだけで終了。

列車で国境を超えたマークのスタンプがもらえました。隣のスタンプは、飛行機。

パスポートスタンプのデザインは国によって違います♪

デザインの可愛い国は、動物が描かれていたり、インクカラーがグラデーションの国もありました✨

もらえる国・もらえない国も別れます。

⚠️ 国境を越える際の注意点

  • 何度も提示が必要になるので、パスポートはすぐ取り出せる位置に入れておく。
  • 国境の写真撮影はしない
  • 寝台に鍵はないので、貴重品は肌身離さず

列車が停車中(特に国境付近)に、外部者や乗客になりすました人物が寝台車両に侵入し、荷物や財布を盗む事件が複数報告されています。
国境審査で乗客が一時車外に出されたとき、夜間の消灯後、就寝中の事件が多いようです。
💡貴重品は枕の下に入れる or 身に着けて寝るのが鉄則です。

朝、車窓から見えたヨーロッパの景色

という見出しを作ってみましたが特に、見惚れる車窓の景色はなく😂

でも、ゆったりした時間が心地よかったです。

3人で、ピースボートから持参したフルーツをかじりました。(ピースボートはビュッフェの食事が船外にも持ち出し可能で、使い捨てのランチボックスも置いてあります☺寄港地によっては持ち込みができない国もあり、そういう国は前日に案内がありました。)

日本に居た頃は、桃をそのままかじるなんてあり得なかった。というか、桃に限らず、海外の人ってなぜかみんなフルーツを丸かじりします。

ピースボートで、りんごを丸かじりするJulianを初めて見たときは、花男の松潤を思い出しましたw

ソフィア駅に到着!

1時間20分遅れで、無事にブルガリアの首都ソフィアへ到着。

寝台列車での移動は飛行機に比べて時間はかかりますが、宿泊費の節約にもなり、何より初めての体験としてとても新鮮で楽しい時間を過ごせました✨

この町では、どんな出来事が待ち受けていたでしょうか・・・
次週、ブルガリア編スタートです♪

Lily
Lily

ここまで読んでくれてありがとう!

次回からいよいよブルガリア編始まります!

7/9(水)更新予定!✨

↓私たち3人が出会った船

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